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勤行 (日蓮正宗)

Published 29 Mar 2021

勤行 (日蓮正宗), by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=20651 / CC BY SA 3.0 #仏教の修行 #仏教行事 #法華系仏教 勤行(ごんぎょう)は、精進のこと。 また、宗教儀式のひとつで、定期的に仏像などの本尊の前で、読誦したり礼拝したりすること。 儀式作法は宗派によって違う。 仏教用語。 日蓮正宗やそこから20世紀中頃以降に分派した創価学会、正信会、顕正会では、朝と夕に、「御本尊(ごほんぞん)」と呼ばれる曼荼羅に向かって法華経(方便品(冒頭の十如是まで)と寿量品)の読誦、唱題(題目を唱える)を行う。 また、総本山や寺院において題目を1時間ひたすら唱える唱題行が行われている。 ここでは、日蓮正宗本体(宗門)だけでなくそれら新宗教団体のものについてもあわせて解説する。 方便品(十如是まで) 信徒の修行のうち自行としての日常の勤行は、28品からなる妙法蓮華経のうち方便品・如来寿量品(長行、自我偈)の読誦、唱題(「南無妙法蓮華経」の題目を唱えること)を基本構成とし、古来からの朝五座・夕三座の格式を守って行われている。 「法華経#妙法蓮華経二十八品一覧」および「日蓮正宗#日蓮正宗信徒の活動」も参照 方便品と寿量品をセットにして1回読誦することを「一座」といい、途中に観念文などを挟みながら繰り返していく。 方便品は五座すべてで全文読誦しなければならないが、寿量品は朝の二座と夕の初座だけが全文読誦する「長行」とされ、他の座では自我偈のみとなる。 朝の勤行はまず、本尊に向かって題目三唱する。 初座は東天に向かって題目三唱し、方便品、寿量品(自我偈)を読誦した後、引き題目を三遍唱え題目三唱し観念文を念じ題目三唱する。 寿量品(自我偈) 本尊に向きを変えて第二座に入り、方便品、寿量品(全文)を読誦し引き題目を三遍唱え題目三唱し観念文を念じ題目三唱する。 第三座、第四座は方便品、寿量品(自我偈)を読誦した後、引き題目を三遍唱え題目三唱し観念文を念じ(第三座では観念文の途中で二回、第四座では途中で一回題目三唱)題目三唱する。 第五座は方便品、寿量品(自我偈)を読誦した後唱題し、唱題が終わって題目三唱、回向して題目三唱し、観念文を念じて最後に題目三唱する。 夕の勤行は朝の初座と第四座をとばした形で、まず、本尊に向かって題目三唱する。 初座に入り、方便品、寿量品(全文)を読誦し引き題目を三遍唱え題目三唱し観念文を念じ題目三唱する。 第二座は方便品、寿量品(自我偈)を読誦した後、引き題目を三遍唱え題目三唱し観念文を念じ(観念文の途中で二回題目三唱)題目三唱する。 第三座は方便品、寿量品(自我偈)を読誦した後唱題し、唱題が終わって題目三唱、回向(回向は翌日の分になる)して題目三唱し、観念文を念じて最後に題目三唱する。 勤行の最中に鈴を打つが、方便品に入るところで7回、寿量品に入るところで3回、唱題に入るところで7回、引き題目と唱題の後で5回、最後の題目三唱の前に3回打つ。 なお、回向は鈴を打ちながら行う。 また、朝の勤行の初座では鈴を打たない。 座と座の間に唱題を挟んだり、すべての座を終えた後に唱題行や後述の「丑寅勤行」のように追加の座が行われる例もあり、長いと2時間近くかかる場合もある。 総本山大石寺では、毎日午前2時30分より、法主の大導師による「丑寅勤行」が客殿で欠かさず行われている。 この勤行では、朝の五座の勤行をした後、本門戒壇の大御本尊への遥拝として一座、唱題が追加されている。 日蓮正宗から1991年(平成3年)に破門された創価学会では朝と晩に勤行として法華経の抜粋と題目を唱える習慣がある。 学会も宗門と同様に御本尊の授与を受け、「学会用」と呼ばれる独自形式の仏壇に安置しそれに正対して勤行を行うとしているが、何らかの理由で仏壇を用意できない学会員は「お守り御本尊」と呼ばれる御本尊をかたどったペンダントの授与を受け、東の方角を向いて座ることによって仏壇の設置に代えることができる。 出張や単身赴任、入院などの理由で長期間自宅での勤行ができなくなる場合には、所属する支部や区本部からお守り御本尊の貸与を受けることもできる。 なお、御本尊、お守り御本尊のどちらも授与を受けるには供養を納める必要がある。 詳細は「勤行 (日蓮正宗)#創価学会の勤行」および「創価学会#本尊・本仏」を参照 詳細は「本尊 (日蓮正宗)#安置形式と仏壇・仏具」を参照 「仏壇#宗派による違い」も参照 2004年(平成16年)9月10日、学会は聖教新聞に「創価学会の勤行と御祈念文の制定」を掲載。 国内でもそれまでの五座三座を一座のみに簡略化した「SGI方式」の勤行を正式のものとし...

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